ノートブックで使用するMicrosoft Teams のパフォーマンス
Intel HD グラフィック チップセットを使用したIntel CPUでTeamsを使用した場合のパフォーマンスの問題
Intel HD グラフィック チップセットを使用したIntel CPUでTeamsを使用した場合のパフォーマンスの問題
症状
ノートブックでビデオ会議を行う際、Microsoft Teams のパフォーマンスが低下することがあります。
- Teams ビデオ会議の間、Intel CPU および GPU の使用率が95 ~ 100%
- Teams ビデオ会議の間、Teams チャットやその他のアプリのパフォーマンスが低下する
対象機種
ThinkPad
- P1 Gen 1 (タイプ20MD, 20ME)
- P1 Gen 2 (タイプ20QT, 20QU)
- P1 Gen 3 (タイプ20TH, 20TJ )
- P14s Gen 1 (タイプ20S4, 20S5)
- P14s Gen 1 (タイプ20Y1, 20Y2)
- P43s (タイプ20RH, 20RJ)
- P51s (タイプ20HB, 20HC)
- P51s (タイプ20JY, 20K0)
- P52 (タイプ20M9, 20MA)
- P52s (タイプ20LB, 20LC)
- P53 (タイプ20QN, 20QQ)
- P53s (タイプ20N6, 20N7)
- T14 Gen 1 (タイプ20S0, 20S1)
- T14 Gen 1 (タイプ20S2, 20S3)
- T14s (タイプ20T0, 20T1)
- T15 (タイプ20S6, 20S7)
- T15p Gen 1 タイプ 20TN 20TM
- T480 (タイプ20L5, 20L6)
- T480s (タイプ20L7, 20L8)
- T490 (タイプ20N2, 20N3)
- T490 (タイプ20RY, 20RX)
- T490 タイプ 20Q9, 20QH
- T490s (タイプ20NX, 20NY)
- T570 (タイプ20JW, 20JX)
- T580 (タイプ20L9, 20LA)
- T590 (タイプ20N4, 20N5)
- X1 Carbon 5th Gen - Kabylake (タイプ20HR, 20HQ)
- X1 Carbon 5th Gen - Skylake (タイプ20K4, 20K3)
- X1 Carbon 6th Gen - (タイプ20KH, 20KG)
- X1 Carbon 7th Gen - (タイプ20QD, 20QE)
- X1 Carbon 7th Gen - (タイプ20R1, 20R2)
- X1 Carbon 8th Gen - (タイプ20U9, 20UA)
- X1 Carbon 9th Gen - (タイプ20XW, 20XX)
- X1 Extreme 1st Gen (タイプ20MF, 20MG)
- X1 Extreme 2nd Gen (タイプ20QV, 20QW)
- X1 Extreme 3rd Gen (タイプ20TK, 20TL)
- X1 Extreme 4th Gen (タイプ20Y5,20Y6)
- X1 Fold Gen 1 (タイプ20RK, 20RL)
- X1 Yoga 3rd Gen (タイプ20LD, 20LE, 20LF, 20LG)
- X1 Yoga 4th Gen (タイプ20QF, 20QG)
- X1 Yoga 4th Gen (タイプ20SA, 20SB)
- X1 Yoga 5th Gen (タイプ20UB 20UC)
- X1 Yoga 6th Gen (タイプ20XY, 20Y0)
※日本未発売製品を含みます。
関係するシステム構成
Intel HD グラフィック・チップセットを使用するIntel CPU
オペレーティングシステム
Microsoft Windows 10 (64ビット)
対策
1. Teams を最新バージョンにアップデートします。
2. Microsoft 社は、ミーティング中のTeamsの性能を改善するために ノートブックのリソースの要件を下げることを推奨しています。
Microsoft.com のサイトを参照: ビデオ会議中に Teams の処理速度が低下する
回避策 ノートブックの要件を下げて、ミーティング中の Teams のパフォーマンスを改善し、以下を試してみます。
ステータスMicrosoft 社は、4K モニター使用時にオーディオ、ビデオ、スクリーン共有を最適化することで、引き続きミーティングの改善に対応しています。これらの更新は、次期クライアントリリースで提供される予定です。 |
3. 以下を試します。
- Teamsの「Send Only」」設定を10MBに変更します。これはTeams 管理者コンソール経由で実施されます。
- ビデオ会議で「ぼかし」やカスタム背景を使用しません。このぼかしの要求は追加のシステムリソースです。
4. システムのリソースを増やすことでパフォーマンスを向上させます。
- 切り替え可能グラフィック搭載のThinkPad PCでは、ディスクリート GPU上でMicrosoft Teams を実行することでパフォーマンスを改善できます。システムのグラフィックをBIOSで 「Discrete Only 」に設定するか、 Microsoft Teamsを GPU 管理アプリ (NVidia コントロールパネルなど)に追加します。
- BIOSにアクセスするには - Lenovo スプラッシュ画面で 「Enter」を押して指示に従って BIOS Setupに入ります。「 Config > Display 」に移動して「 Discrete Graphics」をドロップダウンから選択します。「 F10」を押して保存して終了します。
- NVidia コントロールパネル - Microsoft Teams アプリを構成して NVidia GPU上で実行します。
- Teams のパフォーマンスは、システムのメモリをデュアルチャネルメモリモードに構成することで、Intel グラフィックを搭載する ThinkPad PCで改善されます。これはシングルチャンネルモードより広い帯域を提供します。その他のアプリで同時に Teams ビデオ会議使用することに対応します。
- 1基または2基のDIMM スロットを搭載するシステム( ThinkPad T14 Gen 1など)は、メモリをデュアルチャネル構成で実行するために、DIMMをすべてのスロットにインストールが必要です。1基の DIMM スロットを空のままで残すと、シングルチャネルモードでメモリが動作します。
- 4基のDIMM スロットを搭載するシステム (ThinkPad P15 Gen 2など)は、 メモリをデュアルチャネル構成で実行するために、DIMM が最低2 スロットにインストールする必要があります。 システムのハードウェア保守マニュアルを参照して、正しいメモリスロットで装着してください。
- システムの要件の参照は、 HMM (ハードウェア保守マニュアル) https://support.lenovo.com
- メモ: メモリ DIMMは、同じメモリサイズである必要はありません。
関連リンク
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